皆さんこんにちは!
矢尾定です。
~“何を作るか”より“何のために届けるか”~
仕出し料理や京料理をご注文いただく場面は、お客様によって大きく異なります。
ご家族のお祝い、法事や法要、会社の会食、地域の集まり、特別な日の食事など、同じお弁当や会席料理でも、その目的や雰囲気はさまざまです。✅
だからこそ、仕出し・京料理屋にとって大切なのは、最初から料理をすすめることではありません。
まずは、
「どのような場面でご利用されるのか」
を丁寧に伺うことが大切です。
★ まず利用目的を聞く
同じ人数のご注文でも、お祝いの席と法事の席では、求められる料理や雰囲気が異なります。
華やかさを大切にしたい場合もあれば、落ち着いた内容を希望される場合もあります。✅
そのため、最初に用途を確認することで、よりその場に合った提案ができます。
☆ 誰が召し上がるのかも大切
ご年配の方が多いのか、小さなお子様も参加されるのかによって、料理の量や内容の考え方も変わります。
お客様の年代だけで決めつけるのではなく、
「どのような方が召し上がりますか?」
と自然に伺うことが大切です。✅
★ 人数だけではなく集まりの雰囲気を見る
人数が同じでも、親しい家族だけの集まりと、仕事関係の会食では求められるものが違います。
料理だけでなく、容器や盛り付けの雰囲気なども含めて考えることが大切です。✅
☆ 予算は聞きにくくしない
仕出し料理を注文するとき、
「いくらくらいでお願いすればいいのか分からない」
と感じる方もいます。
だからこそ、予算を聞くときは、
「ご予算に合わせてご提案できます」
と安心していただける伝え方が大切です。✅
★ 金額だけで料理を決めない
同じご予算でも、お客様が重視するポイントは異なります。
品数を多くしたい方もいれば、季節感や華やかさを大切にしたい方もいます。
何を一番重視したいのかを聞くことで、より満足度の高い提案につながります。✅
☆ 苦手な食材にも耳を傾ける
ご注文時に、苦手な食材や避けたいものについて相談されることがあります。
対応可能な範囲を確認しながら、できることと難しいことを丁寧に伝えることが大切です。✅
曖昧に「大丈夫です」と答えない姿勢も信頼につながります。
★ 食事量についても考える
仕出し料理では、
「量が足りなかったらどうしよう」
「多すぎても残ってしまう」
という心配もあります。
利用シーンや人数を伺いながら、分かる範囲で目安をお伝えすることが大切です。✅
☆ 初めて注文する方にも分かりやすく
仕出し料理を初めて注文する方は、何を伝えれば良いのか分からないことがあります。
利用日、人数、場所、時間、用途など、必要な内容を一つずつ確認することで安心していただけます。☺
★ 注文内容を最後に整理する
電話などで複数の内容を決めていくと、お客様自身も、
「これで合っていたかな」
と不安になることがあります。
最後に、日時、人数、料理内容、配達場所などを整理して確認することが大切です。✅
☆ 変更の相談もしやすくする
仕出し料理では、直前まで人数が確定しない場合もあります。
対応できる期限や変更可能な範囲を事前に伝えておくことで、お客様も予定を組みやすくなります。✅
★ “売りたい料理”を押しつけない
高い料理や豪華な内容をすすめれば良いわけではありません。
お客様の目的や予算に合っていることが大切です。
必要以上の料理をすすめず、その場に合う内容を一緒に考えることが信頼につながります。✅
☆ お祝いの席には気持ちまで考える
誕生日や長寿のお祝い、節目の集まりなどでは、料理もその日の思い出の一部になります。✨
「どんな席にしたいのか」
を伺いながら、お客様の気持ちに合った提案を考えることが大切です。
★ 法事や法要では落ち着いた対応を心がける
法事や法要のご注文では、ご家族がさまざまな準備で忙しい場合があります。
必要な内容を分かりやすく確認し、なるべく負担を増やさないようにすることが大切です。✅
☆ 分からないことを質問しやすい雰囲気に
京料理や仕出し料理には、普段あまり使わない言葉が出てくることもあります。
お客様が、
「こんなことを聞いていいのかな」
と感じないよう、分かりやすい説明を心がけます。☺
⭐ 良い仕出し料理は“注文を聞くところ”から始まる
仕出し・京料理の仕事では、料理の技術がとても重要です。
しかし、本当に満足していただくためには、料理を作る前にお客様の希望を知ることが欠かせません。
いつ、どこで、誰と、どのような目的で召し上がるのか。
その背景まで丁寧に伺うことで、一つひとつの料理に意味が生まれます。✅
私たちも、お客様の大切な時間を支える料理だからこそ、最初のご相談から丁寧に向き合っていきます。✨